設計コンセプト

 

     月の浦は緑薫る丘陵地帯に位置する風光明媚な住宅地。

     これまで私たちが行ってきた断熱や空気品質や健康素材といった住まいづくりの

     ありようはそのままに、さらにこれからの住宅のありようのスタンダードとなり得るもの、

     コスト的にも大きさ的にも無理のない範囲で実現できるものは何か、贅沢なしつらえや

     無駄を省きつつ、 居心地よい住まいづくりに必要なことをしっかり考えて作りました。

 

     私たちが唱える「LOHASな住まい」とはなにか、このモデルはそれを明確に形にしたものです。

     外観の特徴である段違いの屋根は屋根の集熱面を増やし、将来の太陽光発電の搭載も

     視野に入れたものになっています。

 

     東西端は伝統的な切り妻のフォルムに納め、町並みの形成に配慮しています。

     黒い外壁はシルバーのサッシや金属板とモダンな対比をなし、新緑や紅葉を美しく見せ、

     柱や梁等の木部の色も引き立たせてくれる背景としての役割を果たします。

     軒の出は深く、夏の日射や急な雨を遮りつつ、冬場は南からの光を最大限に取り入れる

     ことに支障はありません。

 

     内部は天然乾燥の杉の香りに満ちた健康的で明るいシンプルな空間となっています。

     日常の快適な生活のための必要充分なスペースを確保しています。

     収納の工夫もこれ見よがしなものではない、女性目線で堅実な工夫をそこここに施しています。