
1)鮮やかな緑の中では空気も澄んで、人だけでなく若葉に集う生き物たちも皆元気に 2)柏は、親の葉が枯れることなく新芽が出るまで守ることから、親が子の無事を願う気持ちを表しています
緑の力
以前はあたり前に思っていた季節の移り変わりですが、地球温暖化を意識し始めてからは、庭木の開花や芽吹きなど一つひとつに「花が無事咲いた!」「あー今年もちゃんと新芽が出てきた」と、ことさら感動するようになりました。桜の花の下、年度変わりの別れや出会いの時をあわただしく感傷的に過ごしているとあっという間に儚く桜は散り始め、いつのまにか若葉の美しい爽やかな季節を迎えています。昨年5月にオープンしたモデルハウスもまた同じ季節を迎え、木々が芽吹いて、初夏の花をつけ始めました。地球は生きていて季節は動いているな…としみじみ実感します。
萌える新緑の色や香りは五感に働きかけ、我々に命の輝き、活力、元気を与えてくれます。実際、緑という色には、安定感や平常心をとり戻す力があるといわれています。心身をリフレッシュしてくれる、かぐわしい香りの正体は“フィトンチッド”。植物、主に樹木が発散している揮発性物質のことで、動くことのできない植物や樹木が害虫や菌から自分自身を護るために作り出しているそうです。人体には有益で自律神経の安定や快適な睡眠などに効果的。森林浴の爽快感もそうですね。人はこの効用を長年生活の知恵として役立ててきました。近年は科学的視点からも見直されているようです。すぐ思い浮かぶのが木を使った家やお風呂、和タンスなどの家具ですが、木の容器や葉っぱで食物の保存をしたり、香辛料として食したり、いずれも香りだけでなく、抗菌・防虫防腐作用として衣食住のいろいろなところで用いられてきたようです。ハーブや漢方薬、端午の節句に菖蒲湯につかったりするものもまた広義のフィトンチッド効果といえますね。
さまざまな役割を持つみずみずしい緑が、いつまでも地球から絶えることがないように、毎日の暮らしを少しずつ見直し“LOHASな暮らし”に磨きをかけたいと思いながら眺める今年の新緑です。
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