
1)吹き出し口からは、ひんやりとした涼しい空気が流れてくる 2)星を眺めながら、お日様が温めてくれたお湯につかる幸せ
夏のOM、エコワークスのOM
昔の日本の家には涼を得る工夫がたくさんありました。長い軒や庭の木陰をつくって日差しを避けたり、引き戸で風通しをよくしたり・・。また、湿度が10%下がると体感温度が約1℃下がりますので、風通しだけでなく調湿作用のある自然素材も大切な要素となります。
エコワークスの住まいはそのような考えを前提として、自然をうまく活用できるよう設計しますが、それに加えてOMソーラーの家が夏場に活用するのが “放射冷却”という自然のしくみです。地球の表面も、日が沈むと放射冷却を始め、地面が冷えて地表の空気が冷え、気温が下がります。夏の夜は、OMソーラーの家の金属屋根の“放射冷却”を利用します。金属は、地面や室内よりも先に冷えるため、この冷えた屋根の下を通った空気は、外気や室内より温度が低くなり、その空気を室内に取り入れれば、自然な涼しさが得られるというわけです。
さらにエコワークスのOMでは、日中は、建物の北側の涼しい空気や、真夏でも基礎下の土中は20~25℃という“地冷熱”を利用して床下の空気を外気より涼しい空気に変え、その空気を吹き出し口から室内へ供給するしくみをとっています。室内の熱い空気は上昇し、排気ファンで室外へ出します。「冷房」とまではいきませんが、常に新鮮な空気の換気も行われ、住む人にも地球にも負担のない採涼法です。また、夏のみならず、春から秋のOMは、屋根の熱でたっぷりのお湯も作ってくれます。
先のハイリゲンダムサミットでは、2050年までに地球規模での温暖化ガスの排出量の半減目標を真剣に「検討する」ことで合意されました。我々が、先延ばしにすると、今の子どもたちに確実にツケは回ります。家庭でのエネルギー消費量の大半が冷暖房と、給湯が占めることを考えると、個人の省エネの面からだけでなく、地球規模で、化石燃料に頼らない、自然エネルギーの活用をもっと考えていかねばならないと思うのです。
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