2024.01.15
働くヒト

天袋の向こうで見えるもの

天袋の向こうで見えるもの

こんにちは。設計部のMです。

リノベーションを行うにあたって、既存建物の調査はとても大事です。

屋根や内外壁の傷み、天井の雨漏れ跡や基礎のひび割れなど、
パッと見える部分の調査も大切ですが、
すぐには見えない床下に潜ったり、小屋裏に入ったりして、
既存の基礎の種類や位置を確認したり、
壁のつくりや柱梁の寸法、組み方を確認することも重要な要素になっています♪

解体してスケルトンになってみないと見えない部分も多いのですが、
解体後に、間取りの大幅変更が必要になったり、
思わぬ予算がかかったりすることを最小限に抑えるため
プランニング前の段階で、できる限りの調査を心がけています。

さて、こちらは現地調査の一コマ。
大人になってから、あの小さな天袋の中に入ってみよう!と
思い立つ方は少ないと思いますが、実は大人の男性でも入れます。
本当?と思いますが、この通り。

大抵の古いお家では、天井点検口として、天袋の上の天井板を移動できる部分が
どこかにありますので、そこを探して入っていきます。

見える風景はこんな感じです。

エコワークスの現地調査は他社よりお時間がかかるかもしれませんが
ただ表面を着飾るリノベショーンではなく、
見えない部分の耐震性や構造面を考えた骨太のリノベーション
を進めるため、本年も日々精進致して参ります♪