こんにちは、工事担当のHです。
今回は無垢床板の「節欠け」についてお話します。
これまで現場で無垢フローリングの施工に携わってきた立場として、これまでのお客様、そしてこれから家づくりをされるお客様へお伝えしておきたいことがあります。それが「節欠け(ふしのかけ)」についてです。
無垢材は一本一本状態が異なり、節の付き方や乾燥の影響によって、節が外れて小さな穴や欠けとして現れることがあります。現場としては仕上がりに直結する部分でもあるため、施工前から材料の状態を確認しながら、使う場所や向きを考えて張り分けを行っています。ただし、これは人工的に均一につくられた製品とは違い、完全にコントロールできるものではありません。節欠け自体は不具合ではなく、自然素材の特性として一定数発生するものです。
これまでのお客様の中でも、「ここに穴があるのは大丈夫か」とご心配の声をいただくことがあります。現場では、ケガにつながるようなささくれや大きな欠けは使用しない、もしくは補修を行うなど、安全性と実用性を最優先に判断しています。一方で、すべての節を取り除いたり、完全に均一な状態に仕上げることは、無垢材の性質上難しいというのが正直なところです。
これから無垢床を検討されるお客様には、ぜひこの点を事前に知っておいていただきたいと思います。無垢材は、時間とともに色味が変わり、傷や節も含めて味わいになっていく素材です。しかしその反面、「新品=均一で完璧な状態」というイメージをお持ちのままだと、完成後に違和感を感じてしまうことがあります。
もし、できるだけ均一で整った見た目を重視される場合は、無垢材の中でも節の少ないグレードや、他のフローリング材の方が合っている可能性もあります。無理に無垢材を選ぶのではなく、ご自身の価値観に合った選択をしていただくことが、結果的に満足度の高い家づくりにつながります。
無垢床の節欠けは、現場としても気を配るポイントではありますが、ゼロにすることはできません。これまでのお客様には安心してお住まいいただけるように、これからのお客様には納得して選んでいただけるように、現場としてできることを一つひとつ丁寧に積み重ねていきます。
気になる点があれば、遠慮なく現場に聞いてください。それが一番、後悔しない家づくりにつながると感じています。
それでは次回もお楽しみに!

