梅雨のジメジメした時期や、冬のなかなか洗濯物が乾かない季節……。せっかく洗ったのに、タオルから漂うあの「生乾き臭」にガッカリしたことはありませんか?
生乾き臭の正体、それは「モラクセラ菌」という雑菌です。驚くべきことに、この菌は普通の洗濯や天日干しだけではなかなか死滅しません。
洗濯前のタオル: 6,600万個
洗濯直後のタオル: 4,150万個
部屋干し後: 6,980万個
天日干し後: 5,300万個
なんと、洗った直後でも半分以上残っており、干している間にまた増えてしまうんです。紫外線に強い菌なので、太陽の光だけでは太刀打ちできないのが現実でした。
では、どうすればいいのか? 答えはシンプル、「熱」です。モラクセラ菌は汚れのバリアを張っているため、常温の水と洗剤ではビクともしません。しかし、「60℃以上のお湯に20分つける」と死滅することがわかっています。実は、ヨーロッパ(特にドイツなど)では、かつてのペスト流行の歴史から「衣類を煮沸する」習慣があり、今でも洗濯機に高温ヒーターがついているのが一般的。だから、彼らは「生乾き臭」という言葉すら知らないこともあるそうです。
とはいえ、日本の洗濯機の多くには高温ヒーターがついていませんよね。「毎回60℃で20分つけ置きなんて、忙しくて無理!」という方がほとんどだと思います。そこで、私が実践している「時短・確実」な解決策がこちら!「40℃のお湯 × 酸素系漂白剤」のコンボ「オキシクリーン」などの酸素系漂白剤を、普段の洗剤と一緒に投入するだけ!これなら60℃まで上げなくても、40℃程度のお湯で十分に殺菌効果を発揮します。20分のつけ置きも不要。いつもの洗濯コースでOKです。※塩素系と違い、生地を傷めにくいのも嬉しいポイント!
ここで、これから家を建てる方に全力でおすすめしたい設備があります。それは、洗濯機用の蛇口を「混合水栓(お湯が出る蛇口)」にすることです!
エコキュートの設定温度(最大60℃)を調整して、40〜45℃のお湯で毎日洗濯する。これだけで、我が家から生乾き臭は完全に消え去りました!
お湯洗いに加えて、以下のポイントを意識すると完璧です。
お風呂の残り湯は使わない: 菌の温床です。水道水(お湯)を使いましょう。
「3時間以内」に乾かす: 乾燥に時間がかかると菌が増殖します。乾燥機やサーキュレーターを活用しましょう。
高気密・高断熱住宅の力を借りる: 我が家は高気密住宅なので、換気計画がしっかりしており、部屋干しでも2〜3時間でパリッと乾きます。
梅雨の嫌な臭い対策にぜひお試しください。
