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中樋端

こんにちは。
工事のMです。

今日は中樋端(なかひばた)についてお話します。

恐らくご存知ない方も多いと思いますし、一生知らない人も多いと思います。
それは建具に関する言葉で、建具の上と下に溝のついた部材がついています。
建具の上につくのを鴨居、下につくのを敷居と言います。
鴨居、敷居には溝が掘られていて、建具がその溝を滑り動きます。
その溝と溝の間にある出っ張りの事を「中樋端」と言います。

中樋端の幅は基本的に建具の種類によって変わり、ふすまなどは9㎜程、
障子などは12㎜程、雨戸や杉の建具などは15㎜程設ける事が一般的です。

室内を仕切り、軽いふすまは隙間を少なくし、また雨戸や杉の建具は
変形も考慮し隙間を大きくしていると言ったところでしょうか。

普段何気なく使っている建具ですが、その間を「中樋端」が確保し軽やかな動きを与えています。

意識しないと気付かない、「中樋端」と言う存在。
人間関係の「間」の様に、適度な「隙間」を確保し建具同士がぶつからない様にしています。

それでは、次回もお楽しみに!