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歴史ある古民家を訪れた時、木の柱や梁の表面が割れているのに気づいたことはありませんか?

 

それは老朽化…?ではありません!実は無垢材が割れるのは自然な現象なんです。

 

 

日本の木造建築で木が割れるのは当たり前

 

実は木材が「割れる」ことは自然な現象です。普段は中々目に入りませんが国の重要文化財に指定されているような歴史ある寺や神社などの木造建築物を注意して見ると、柱や梁の表面が割れていることがよくあります。そしてそれらの建物の歴史が証明しているように、木が割れることは建物の耐久性には影響しないんです。

 

なぜ影響がないのかというと、日本で長年培われてきた木造建築は木が反ったり割れたりすることも前提に成り立ち、むしろそういった木が持つ「欠点」さえも積極的に利用して長持ちする建物を建てる文化だからなんです。

 

実際イメージとは裏腹に割れの多い木材のほうが強度的には高い数字を出したという実験結果も出ていますので、安心されてください。

 

 

怖いのは内部割れ!機械乾燥と天然乾燥の違い

 

しかし、そんな木の割れでも唯一怖いのが「内部割れ」です。

内部割れは、ボイラーなどで木を急激に乾燥させる機械乾燥で起きやすい現象で、木の内側と外側の膨張率に差が出ることによって、内部が圧に耐えられずに中から割れてしまうんです。

 

そのため、表面は一見きれいでも中が内部割れとして隙間ができてしまうことがあります。

木材を凸部と凹部とで組んでいく木造建築では、内部割れが肝心の凸部をもろくしてしまうんです。

 

その点、ゆっくり木材を乾燥させる天然乾燥ではこういった内部割れは起きにくい上に、木が本来持つ艶や香りも保てます。丈夫で居心地がいい木の家にするなら天然乾燥させることに越したことはないんですね。